その6.シドニー編
ケアンズでのお釣りに混ざってたコイン。 たぶんメルボルン2006の記念コイン。 |
シドニーへの移動日。 午前4時半にはホテルロビーに集合し、6時発の飛行機に乗るという、さらに強行なスケジュール。(ガイドさんによると、ツアーによってはさらに早いパターンもあるという……)。
右の写真は、ブリスベーンの空港待合室で見かけたカエルです。
下の箱には 「Endangered Frog Research Centre GRIFFITH
UNIVERSITY Gold Coast Campus」 とありました。
おそらく絶滅危惧カエルの研究とか保護のための寄付、だと思います。
ささやかながら小銭を何枚か入れさせていただきました。
国内線でシドニーへ飛び、シドニー空港の出口でこちらのガイドさんと合流。
ガイドさんはこれからさらに国際線で日本から来るお客さんをピックアップするということで、国内線から国際線へ移動。
んが、車でしばらく走らなければならないほど遠いんですな。
ガイドさんによると、シドニー空港は南半球最大で、NASAの要請により万一の際にはスペースシャトルの緊急着陸にも使えるんだとか。 なるほどなぁ。
あと 「メルボルン2006」 という看板がいくつもあったので訊いてみると、すでに終わったんだけど
(笑) 旧英国植民地で集まったスポーツ大会があったそうです。
そこらへんおおらかというか何というか。 だってもし仮に旧日本植民地が集まったとしたら、険悪すぎてシャレにならなくなりますわな。
ガイドさんを待つ間に空港を行き来する人を見るけど、さすがに
(観光地ではない) 一般大都市の国際空港、ほんといろんな人が行き来しています。
この渋滞や人の多さは、やっぱイースターホリデーのためだそうで。
それからその後、ガイドさんや旅行会社のツアーデスクで聞いた話。
「ここは (観光地ではないので) 日本語は通じません」
「シドニーでは落とし物は帰ってきません」 「地下鉄も WOOLWORTHS (ケアンズにもあったスーパーマーケット)
も、治安上あまりお勧めできません」 「イースターホリデーでお店はほとんど閉まってます」……とまぁ、次から次へと脅かされました。
さて、いよいよシドニーの街へ。 ちょっと歩くとハーバーブリッジらしい、ということでてくてくと。
由緒ありそうな建物と近代的なビルが不思議なミックスとなって、なかなか楽しい街並みです。
_ | _ | |||
お約束のハーバーブリッジやオペラハウスを撮影し、オペラハウスをぐるりと回りこむと、
王立植物園があります。ここへ行ってまた鳥を撮影し……あれ、コウモリ? と思ったらゲゲゲッ、植物園の一角にはコウモリがうじゃうじゃと鈴なりにぶらさがってる一帯が!! これはちょっとすごかった。
_ | ||
王立植物園でよく見かけた鳥。 | 近代的ビルをバックにぶらさがっている黒いのは、み〜んなコウモリ! |
さてお昼ご飯、とシドニー市街をうろつくも、うーむ、やっぱりイースターホリディで閉まってる店が多いなぁ。
しょうがない、と適当に目に付いたハンバーガー屋へ入りました。
で、彼女がメニューにもちゃんと載っているパンケーキを頼むが、なぜか通じない。
パンケーキだと言うのに、その度に店員は 「オンチーズ?」
と繰り返す。 さっぱり進まないので適当に相づちを打つと、出てきたのはチーズバーガーセットみたいのでした(−−;)。
私自身は英語に自信がないので何ともいえませんが、彼女いわく普通なら通じるのに、この店員さん相手にはさっぱりだったんだそうな。
ちなみに名札をみるとアジア系っぽい名前だったので、移民さんか出稼ぎさんなのだろうか?
何しろさっきツアーデスクで 「日本語は通じません」
と脅かされたところだし、この先大丈夫かいな、と不安になりましたが、彼女はあの店員さんの聞き取りにも問題がある、と憤慨してました。
床も何だか掃除不行き届きみたいだったし、このバーガー屋はもう使うまい、と。
ちなみにシドニーでは他にも同じ名前の店舗をいくつも見たけど、日本では聞いたことのない店名。
お馴染みのマクド○ルドもいくつかありましたが、こっちは何だか日本よりもメニューが豊富で高級っぽく見えました。
シドニーに行ってハンバーガーを食べようと思ったら、日本で馴染みのない店よりもマク○ナルドがお勧めかもしれません。
ワタクシ的にシドニーでのお目当ての一つだったのが、オーストラリア博物館。 構造が複雑だったため見たつもりでもまだ見てないフロアがあったり、かなり疲れましたです。
しかし売店で見つけた、オーストラリアの野鳥図鑑
「The Slater Field Guide to Australian Birds」、しばし迷いましたが、思い切って買ってしまいました。
英語はあまり分からないながらも、帰国後もしばらく愛読書の一つになりました。
シドニーに中華街があるというのは知りませんでしたが、彼女いわく10年ほど前に来た時より大きくなってるんだとか。
ものは試し、ここで夕食を食べようか、と中華街を歩いてみました。
最初に見付けたのが、日本のラーメンが食べられるお店。 しかし壊れそうなエレベーターで2階へ行くと (階段は見あたらなかった)……並んでいるのやらいないのやら、さっぱり分からない混沌状態で、レジ近くに大勢がひしめいています。 かと思えば、それをさっさとすり抜けて中へ入っていく人も。
しかも様子を見てると、そうやって勝手に入ってった人に店員が近づく様子もなく、ずっと無視されてるような……。
さっぱり要領を得ないのであきらめ、別の店へ。
漢字と簡単な英語のみで書いてあるメニューから類推し
(笑)、彼女は麺類、自分は炒飯の一種を頼みました。
飲物は……ビールぐらい飲みたかったけど、アルコール類はなし。
で、ウーロン茶を頼むと、500mLぐらいのペットボトルが1本、どんと出てきただけでした……。
食後、土産物屋に入ってみると、アジア人っぽい人が話しかけてきました。
しかしこれがさっぱり分からない。焦りまくりましたが、三言目でやっと
「May I help you?」 と聞き取れました。 一、二言目はおそらく中国語か韓国語だったんだ。
さすが中華街……。