第2部あとがき
「メムノーン伝」第2部、いかがでしたでしょうか。「まえがき」にも書きましたように、第2部ではお気に入りの銀英伝キャラをできるだけ登場させることを試みてみました。特にホワン・ルイ委員長とジェシカ・エドワーズ女史は銀英伝に登場する政治家の中ではもっともお気に入りでして、この二人をいかに登場させるか、が第2部の構成を考える時の中心になりました。他にもクブルスリー大将やバウンスゴール技術少将(原作登場時は中将)など、お気に入りなんだけど原作では登場シーンが少なかった人々を登場させようとして、話がどんどん長くなってしまいました(^^;)
なお、無論お気に入りでなくとも登場していただいた方もいますけど(笑)。
後から振り返ってみますと、第1辺境艦隊幕僚以外の第2部での登場人物は、一人を除いてすべて原作で登場していることに気付いてしまいました(大した人数ではないですが)。
これらのキャラクターが原作でどこに登場していたか全て分かった方は、なかなかのマニアです(笑)。
「銀英伝」は何年にも渡って書き続けられた大長編であり、ストーリーの途中で突然登場する方も多い(というか人数的にはほとんど)ですよね。しかし話の途中から登場した人も、本当はストーリーの最初からすでに作品世界のどこかに生きていて、何かをしていたはずです。第2部は、そうした視点で書く方も楽しませて頂きました。
そんなわけで第2部はキャラクター中心となりましたが、続く第3部
− 救国軍事会議によるクーデターの章では、原作に沿いながらもオリジナルの展開を考えております。その点でまた雰囲気が変わってくるかと思いますが、第3部もよろしくお付き合いくださいませ。
あとがき補足
1.第2部の注釈、言い訳、重箱の隅つつき
2.「メムノーン伝」第2部で登場した艦船